株式会社ケィテック
代表取締役 金子倫司 様

思いもよらないアドバイスに心から納得しました
株式会社ケィテック 代表取締役 金子 倫司様

弊社は1970年創業で、私はその二代目です。
事業内容は大きく4つありまして
一つ目は、自動車開発。自動車関連の製品設計、部品の搭載設計です。
お客様が新しい車種を作る際に、あるパーツの仕様を考えCADを使って設計する仕事です。技術者を派遣するのではなく、委託事業として引き受けています。
二つ目がシステム開発。プログラムを書いてモノを動かすシステムを構築します。
三つ目が機械設計。自動車の生産ラインの機械を設計します。
四つ目が、社内ベンチャーとしてスタートしたクラフトビールの醸造と販売事業です。新規事業を模索していた時に社員から要望があった企画で、24年11月に本格的に稼働が始まりました。

酒井先生の存在は私の妻が教えてくれたんです。
妻が務めている会社が、研修の一環で酒井先生を講師として招いたことがあり、それを妻が受講していました。
2022年に社長に就任したのですが、その前の20年ですね。社長になることの不安と、私が社長になるにあたっていくつか課題があったので、それについて誰かに相談したいと思っていました。
「こういう先生がいるよ」と妻から紹介されて、話を聴いてみたいと思ったのがきっかけです。
『100年続く経営研究会』にも参加しました。オンラインで受講しながら、一対一で相談にも乗っていただきました。

不安を相談することで、安心感につながりました。
評価制度を見直したいと思っていたタイミングだったのですが、他社の事例をもとにアドバイスをしてもらいました。その豊富な事例の数に驚きました。
また、私は目的意識をあまり明確にしていなかったのですが、目的に関する質問をたくさんもらいました。酒井先生と話すことによって、誰の何のために経営をするのかといった目的や大切なこと、社員のモチベーションが上がる環境づくりなどたくさんの気づきがあり、とても気持ちが楽になりました。

会社の理念も相談しました。理念は父が作ってカタチにしていましたが、二代目の自分は、自分なりの考え方を模索していました。
先生に相談してアドバイスをいただき、そのおかげでいいものができたと思っています。

「先代を尊重しなさい」という言葉が印象的でした。
先代を尊重していないと、それまで先代を信じ、先代についてきた社員に対して敬意がないことになってしまう、そういう意味で先代を尊重していることを素直に表現した方が良いとのことでした。
思いもよらなかった考え方を教わったので、非常に参考になりました。
とても納得して、それからは気を付けるようにしています。

酒井先生は、いろいろな事例や解決策について手法をご存じなので、今後会社経営で悩んだときには何か課題の解決策をいただきたいと思います。
メルマガも拝見しています。役に立っていますし、有料級の内容ですね。

今後、目指していることは2点あります。
一つは、社員の給料を上げたい。
もう一つは、社員にキャリアアップの経験をさせたい、です。
ケィテックに入れば階段を上るようにキャリアップできて、仕事の愉しみをより感じてもらえる会社でありたいと考えています。
これを実現するために、社員の能力を引き上げる仕組みづくりに取り組んでいます。

さらに、社員が主体的に動く会社にしたいです。私は決めるのではなく、承認するだけ。
そのほうが、仕事の愉しみも増えます。自分自身で稼ぐ意識が生まれると、仕事が増え、給料も上げられる。社員が主体的に動くといいことばかりです。
社員がみんなで稼いでくれたおかげで、期末賞与も出せました。
新規事業のクラフトビールもそのようなスタイルで進めていきます。

https://www.k-tech.ne.jp/

(株)ケィテックは、三河地区のものづくりを支える技術者集団。金子社長は社員ファーストで、働きやすい環境づくりに熱心に取り組んでいます。特に新規事業案を社内公募し、全く畑違いの「地ビール工房をやりたい」と言った本人を地ビール工房で修行させ、オープン後は運営をも任せてしまう。そんな大胆な采配ができるのが倫司社長の魅力です。