vol.410『第三波の中、展示会ってどうよ?』

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 1回3分「ヘコタレをチカラに」 vol.410

          by V字経営研究所 代表 酒井英之

 

『第三波の中、展示会ってどうよ?』

 

コロナの第3波がやってきましたね。
また暗いムードになりますね。

 

そんな中、弊社は今、インテックス大阪で行われている
イベント HR EXPOにブースを構えて出展しています。
HR=Human Resource(人財)です。

 

出展社は人事系のサービスを展開している会社ばかり。
来場されるのは、関西地区の上記部門の担当者か経営者です。

 

弊社は、ここでオンライン動画研修
ハイブリッド15分動画研修」に絞ってPRしています。
(ブースの様子)
https://www.facebook.com/okuribant

 

昨今、オンライン研修はネット上で多く紹介されています。
ですから当初、弊社のブース周辺は研修会社だらけだろうと
予測をしていました。

 

しかしながら、そんな会社は当社だけでした。
ほとんどが人事のクラウドサービスを提供する会社です。
周囲には「アイデム」「オービックビジネスブレイン」
「HRブレイン」「あしたのチーム」などのブースが並びます。

 

これには驚きました。大企業ばかりです。
しかも、ここにコロナ第三波の到来です。
果たして弊社ブースにお客様が来るのかな?と
心配になりました。
(会場の様子)
https://www.office-kansai.jp/ja-jp/about/hr.html

 

が、こんな時こそ「これは何のチャンスかな?」です。
3人のスタッフたちが話し合って次のように決めてくれました。

 

「第三波なので、冷やかしの客は来ないだろう。
研修の看板を出している企業がほかにないのもチャンス。
もし来てくれるお客様がいたら、
それは目的意識を持った方に違いない。
だから、数は少ないかもしれないが丁寧に一生懸命応対しよう」。

 

現在、三日間の予定で二日間が終わりました。
で、状況はどうか言いますと、
おかげさまで新しい出会いに恵まれています。

 

来場者の数は、例年の1/3程度と寂しさは否めません。
が、研修に関心のある方が寄ってきてくれます。

 

中には「『ハイブリッド15分動画研修』って
どんなサービスですか?
この研修の特徴をひと言で言ってください」と
質問してくれる方もいました。

 

そこで、この研修を一言で表現すると、以下になります。
「アウトプットとフィードバックの仕組みで育てる研修」

 

私は、人は何かを学んだらそれを活かしてアウトプットし
それに対し「良い」「もう少し」「やり直し」などの
フィードバックをもらって育つと思っています。

 

例えば小学校はでは、毎日のように日記を書きます。
先生に提出すると、先生はそれに赤ペンを入れて返してくれます。
褒めてくれたり、励ましてくれます。
このやり取りで子供達は多くのことに気づき、
できなかったことができるようになります。
その積み重ねで、どんどん成長します。

 

ところが、中学や高校になると、
アウトプットしたものに対してフィードバックをもらうことが
ほとんどありません。
というか、そもそもアウトプットがありません。
インプットばっかりになります。

 

すると数学が40点だったとしても、
自分の何がまずいから40点しか取れないのか、
わからないまま時間が過ぎていきます。
そして「数学なんか嫌いだ」「自分は数学は向いていない」という
苦手意識だけ残ります。

 

日本人の教育がしばしば問題になりますが、
私は中学以降の学習過程にフィードバックがないことが
日本人の主体性の発揮を妨げている
一因になっているのではないかと思います。

 

それゆえ「ハイブリッド15分動画研修」では
15分間オンラインで学び、
その後必ず、現場で学んだことを活かした実践してもらいます。

 

そして、実践で気づいたことや成果を
実践レポートに書いて上司に提出します。
アウトプットです。

 

これに対し上司はフィードバックコメントを書きます。
それが弊社講師に送られてきます。
講師はそれにフィードバックコメントを書きます。

 

上司と講師のWフィードバックコメントが載った
レポートが会社に返送されます。
中小企業の場合はこのレポートが、社長にも届きます。

 

すると、社長が受講した社員のところに行って
「君はよく頑張っているなあ」
「いいところに気がついたな」など褒めてくれます。
この上司と社長と講師のトリプルフィードバックが
社員一人ひとりのやる気を作ります。

 

これには、上司がフィードバック上手でないといけません。
従って上司の方には、予めフィードバックの仕方について
学んでいただきます。

 

実はフィードバックの仕方を学んだことのない
上司がほとんどなのです。
例えば期待値を10で部下が7しかできなかった場合、
「7できてすごいね」というのか
「後3足りないじゃないか」というのでは、
部下のモチベーションが微妙に変わってきます。
それを学ぶのです。

 

そのため「この研修では部下も成長するし、
上司もフィードバックが学べて成長する。
一粒で二度美味しいですね」と、
お客様に喜んでいただきました。

 

またお客様からは
「一人一人が楽しみながら成長している姿を見れて嬉しい」とも
言っていただきました。

 

こうしたご利用企業のお客様の声を武器に、
大阪の皆さんに一生懸命お伝えさせていただいています。
そうしたところ、大変評判が良く、
予想以上の引き合いをいただいています。

 

名古屋地区ではメッセ名古屋に出展する予定でしたが
生憎イベントそのものが中止になってしまいました。
そこで、オンラインの説明会を以下に予定をしています。
https://vjiken.com/online/

 

実際の動画を観ていただきながら、
これがどのようにお役に立つのだか説明したいと思います。
是非ご参加いただければと思います。

 

コロナ禍であるにも関わらず
イベントに出展して気がつくとことは、
それでも人は自分たちの課題解決のために
必要なものを求めて探し、投資すべきものに
しっかり投資する方が多いということです。
コロナ禍でも攻める人は守りに入らず、
未来を創るために攻めているなと思います。

 

第三波がどんな影響をもたらすのか想像できません。
か、攻めの姿勢だけは崩さずに、
この波を乗り切っていきましょう。