イタリアのファミリービジネスから学ぶ事業承継(終了しました)
~イタリアファミリービジネス見学報告会~
イタリアのファミリービジネスから学ぶ事業承継

わが国の中小企業の95%は同族経営(ファミリービジネス)です。上場企業でも半数以上の53%が同族経営です。同族経営がわが国を牽引し、繁栄に導いていると言ってもいいでしょう。
同族経営には独特の一体感があります。その一体感が社風を生み出し独自性の源になっています。が、創業当時の一体感と、会社が成長してからの一体感は随分違います。ノンファミリーの社員が増える二代目、三代目以降では一体感も性質は尚更異なります。にもかかわらず、そこに焦点を当てた書籍はほとんどありません。
その知見を補うために、私は FBAA(ファミリービジネスアドバイザー協会)に所属し、で同族経営の強さや課題について多くを学んでいます。その FBAAが今年の5月にイタリアのファミリービジネスを訪問し、イタリアの同族経営を見学する学習会を企画しました。
イタリアは同族経営が99%以上を占める国です。有名ブランドの多くも同族経営で行われており、100年を迎えるものも少なくありません。そこには多くのファミリービジネスの成功事例があります。
今回その成功事例に現場で体感しようと、イタリア学習会に参加してきました。そして多くの気づきを得て帰ってきました。
この気づきを、同じ中小企業経営者の皆さんとシェアしたいと思います。そこで掲題の「イタリアファミリービジネス見学報告会」を開催することといたしました。
強い同族企業が国や地域の経済を支えているのは、日本もイタリアも同じです。イタリアの同族経営から学ぶことで、『日本の同族企業経営のこれから』について皆さんと考える機会にしたいと思います!
概要
日時 | 2019年9月18日(水)14:30~16:45 受付14:15より |
会場 | ウインクあいち 1205 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 |
参加費 | 報告会 5,000円(税込) 懇親会 未定 |
タイムスケジュール | 14:00 受付 14:15 報告・プレゼンテーション 16:00 ディスカッション・質疑応答 16:45 終了 場所移動後懇親会へ |
訪問企業の紹介

ダミアーニ社(高級ジュエリー)
ファルク社(再生可能エネルギー)
フェラーリ社(自動車)
マルケシーニ社(包装機械)
フェラガモ社(革製品)
フレスコバルディー社(高級ワイン)
サンタマリアノベッラ薬局(世界最古の薬局)
報告のポイント
- 数字が物語るファミリービジネス(同族経営)の強さの秘密
- 成功・失敗事例の対比からわかる事業承継成功のポイント
- 偉大な創業者が後継者に子供の頃から伝えてきたこと
- 純粋な一族による経営か、プロ経営者を雇うべきか?
- イタリア企業に学ぶわが国の事業承継の課題と対策 など
スピーカー

酒井英之(株)V字経営研究所 代表取締役社長
岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業後ブラザー工業㈱に入社。
商品開発と営業を経験した後、戦略コンサルタントに転身。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングで経営戦略部長兼プリンシパルを9年務めた後、事業領域を次世代リーダーの育成に特化するために起業。
以来、経営者の伴走者でありたいと願い、経営者の個別指導及び経営者の右腕となる幹部教育等を精力的に行っている。
名古屋大学経済学部社会人大学院教員。
FBAA(ファミリービジネスアドバイザー協会)について
FBAA®は、ファミリービジネスの持続的発展を支援し、地域社会の発展に寄与することを目的とする非営利団体です。信頼されるファミリービジネス専門家ネットワークの核として、ファミリービジネス・コンサルタントやアドバイザーの専門性確立により、ファミリービジネスの繁栄に貢献することをミッションとしています。酒井は同協会のファミリービジネス・コンサルタント認定資格保持者であり、フェローです。