第6期 第4例会 2024年10月10日(木)徳武産業株式会社(香川県綾歌郡宇多津町)

念ずれば花ひらく 徳武産業様訪問

10月10日(木)、無敵経営研究会の皆と香川県の徳武産業様を訪問しました。
宇多津物流センター見学+十河会長の講話+本社内・工場見学+ショップ見学と盛りだくさんの内容です。

同社は高齢者、障碍者向けの「転ばない靴」のパイオニア。元々はポーチや靴の内装のOEMメーカーでしたが、元請けの海外移転等に伴い転換を余儀なくされました。
そこで賭けたのが、老人のための「転ばない靴」づくりでした。
トライ&エラーを繰り返しながら慣れない靴づくりに挑み、結果的に多くの方に喜ばれた物語は、NHKの『逆転人生』で放映されました。その体験談を十河会長は惜しみなく、余すことなく語ってくれました。

また見学会では、同社のスタッフの皆様が工場内はもちろん、工場周辺の防災設備に至るまで懇切丁寧に語ってくれました。その対応が大変気持よく、同社の心根の優しさに存分に触れることができました。

特に私が感心したのは以下の3点です。

  1. 10年は続かない前提で考える
    一見順調に見えるビジネスも10年続くとは限らない。経営者はその前提に立ち、常に次の打ち手を探し続けなければならない
  2. お客様の声を社内でシェアする
    自分たちがやっている仕事がどれだけお客様に喜ばれているか、その声を社内でシェアする。それが社内の一体感を育み、ピンチの時の結束力と主体的な行動力に繋がり、危機突破に繋がる
  3. 業界を変える志を持つ
    自社が儲かればいいのか、全国のお客様が救われればいいのか…パイオニアは常にそのはざまで揺れる。十河社長は後者を選択し、ビジネスモデル特許を取得しなかった。安藤百福に繋がるそうした人柄が誰からも愛される会社の礎になっている

他にも、地域の人と価値を共有するために作った防災設備やトイレのオープン化なども素晴らしかったです。防災をテーマにしたCSVを見たのは初めてでした。
多くの仲間が見学会の最後に同社の靴「あゆみ」を購入しました。同社の不断の取り組みが皆の心を動かしたことを物語っていました。
真摯にご対応いただいた十河会長、スタッフの皆様、ありがとうございました!

徳武産業株式会社

昭和32年創業。香川県の地場産業である手袋製造の下請けなどをした後、旅行用スリッパ等の企画・製造を経て、平成7年『あゆみシューズ』を発売。きっかけは高齢者施設経営をする友人からの「高齢者が転ばない靴を作ってくれないか」という依頼。はれ、浮腫、足指の変形…「一人ひとりが抱える悩みに寄り添いたい」という想いから始めた『パーツオーダー』サービスは今日業界の常識となっています。