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vol.406 『経営者が背負う受託責任とは』

2020.10.16

V字研メルマガ

 1回3分「ヘコタレをチカラに」 vol.406

          by V字経営研究所 代表 酒井英之

 

『経営者が背負う受託責任とは』

 

去る10月7日、弊社は
ファミリービジネス企業を応援したくて
ファミリービジネスに対する
コンサルタントとして大変著名な
西川盛朗先生をお招きし
「3代勝ち続ける同族経営の10大条件」と
題した講演会を開催しました。

 

会場43名、オンライン参加112名、
合計115名の方にご参加いただきました。
お忙しい合間を縫ってご参加いただいた皆様、
本当にありがとうございました。

 

おかげさまで大変好評で、
皆様にファミリービジネスの永続に向けた
課題認識が少しでもできたものと
ほっと胸をなでおろしています。

 

さて、その講演会で、
「スチュワードシップ」という考え方が
先生から提示されました。
講演会後のアンケートでも、
今回の講演会で最も印象に残ったものとして
スチュワードシップとの記載が多数ありました。

 

そこで今号ではスチュワードシップについて
ご紹介したいと思います。

 

スチュワードシップは日本語では
「受託責任」と訳されます。

 

「受託責任」とは、資産運用会社が
投資家から資金を預かるときに
「無責任な運用の仕方をしない。
預かった資産を、責任をもって管理運用する」
ことを意味します。

 

西川先生はこの言葉をファミリービジネスに応用し、
次のような事例とともに紹介されました。

 

石川県の粟津温泉に「法師旅館」という
創業1300年の旅館があります。
現在は46代目の法師善五郎氏が当主を務めています。
同社では代々当主は「法師善五郎」と名乗ります。
https://www.ho-shi.co.jp/

 

同社には家訓や家憲のようなものはありません。
ただし、46代目は自分が承継するときに
45代目から次のように言われたといいます。

 

「この会社は自分のものだと考えてはいけないよ。
旅館も、お金も、株もあなたのものではない。
あなたの子々孫々から預かっているものだ。
だから、あなたの代で少しでも良くして
次の世代に渡すのがあなたの役割だよ」

 

これがスチュワードシップというという考えからです。

 

世の中には、こんな考え方の社長がいます。
・会社は俺のものだ
・自分の稼ぐためのマシーンだ
・何をしようが自分の勝手だ

 

このような考え方をすると
好景気の時は、社長の金遣いがすごく荒くなります。
逆に不況が来ると、大切な社員をバッサリ切り捨てます。
日常生活では公私混同が甚だしくなり、
心ある社員ほど社長に失望し、離れていきます。
そして、自分の代で会社を潰してしまうのです。

 

つまり経営が社会の影響を受けてブレブレになるのです。

 

中小企業は例えるのなら軟体動物のようなものです。
小さな呼吸をしながら、
環境に応じてプカプカと浮いているような存在で、
どんどん流されてしまうリスクを抱えています。

 

それが、長寿企業になろうとするのであれば、
脊椎動物のように、背骨を持たねばなりません。
人間もそうですが、脊椎動物は長生きです。

 

体の中に芯となる骨があるから、
激しい環境変化の中で踏ん張ることができます。
そして、ぶれずに成長し続けられるのです。

 

会社を未来からの預かり物とする
スチュワードシップの考え方は
この背骨を通す考え方に似ていると思います。

 

現在と百年先の未来との間に
今の自分の会社がある。
こういう目で自分の会社を見れば、
自ずとわが社の「あるべき姿」が見えてきます。

 

そして、今やるべきこととやらなくてもよいことの
判断ができるようになります。

 

コロナは自分を見つめなおす良い機会だったと
多くの方がおっしゃいます。
あなたの会社も、子々孫々からの預かりものです。
次代に渡すまでに、どこまで磨き上げるますか?
この機会に是非、考えてみましょう。

 

 

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