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vol.376『合併を自分のエネルギーに変える』

2020.02.21

 

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 1回3分「ヘコタレをチカラに」 vol.376

          by V字経営研究所 代表 酒井英之

 

『合併を自分のエネルギーに変える』

 

ファミリーマートが社員の早期退職募集をしましたね。
数少ない成長市場であるコンビニでも
リストラするのかと驚きましたが、
応募人数を聴いてまたまた驚きました。

 

全体の15%に当たる1025人。
本当に業績が悪い場合を除き、
これだけ多くの人が辞めるのは、異例です。

 

主に店舗巡回指導の担当者が多いと言います。
推測ですが、サークルKを吸収合併して3年。
旧サークルKの社員が多いのかもしれません。

 

特に名古屋人は尾張藩時代の影響で、
上様のひと言を待つ傾向が強く、
会議の席で黙り込んでしまう悪癖があります。
そのため、主張の強い人たちに牛耳られやすいのです。

 

そんな環境変化を、今から18年前、私は経験しました。
当時、私が務めていた東海総合研究所は
三和総合研究所に対等と言いながら事実上吸収され、
UFJ総合研究所になりました。

 

それぞれの親会社である東海銀行と三和銀行が
合併し、UFJ銀行になったからです。

 

合併後、旧三和サイドでは
「旧東海にもマシなコンサルタントはいるのか?」が
話題になりました。
このとき、東海側の上司が私の名前を挙げてくれました。

 

「なら、そいつに一度三和の客の顧客で喋らせてみるか」
と話が進み、東京九段下のグランドパレスホテルで
東海の品質を試す「試され講演」をすることになりました。

 

これは相当なプレッシャーでした。
もし受けが悪かったら、大変です。

 

「東海はエースでもこの程度か」
「これだから東海はあてにならない」
なんて言われ兼ねません。

 

そんなレッテルを貼られると、
「レベルの低い旧東海さんは黙っていてください」と、
今後社内で旧東海組の発言は、
受け止めてもらえない可能性があります。

 

大げさな言い方かもしれませんが、
私の品質=東海の品質でした。

 

講演会場には150人ぐらいの
三和総研の取り引き先の経営者が集まっていました。
私は旧東海のプライドを背負ってここで登壇しました。

 

私はインターハイにも
インカレにも出たことはありません。
所属する組織のプライドを背負って
舞台に立つのは人生で初めての経験です。

 

当時38歳。前年の講演回数は158回。
処女作『勝ち組になる会社なれない会社』を出したばかり。
生意気盛りだった私は、ビビるというよりも、
「見て聞いて驚くなよ」ぐらいの気持ちで講演しました。

 

その講演は、大成功でした。
聴いてくれた旧三和総研出身の統合会社の社長も、
それ以来、随分かわいがってくれました。

 

また、この日ご参加いただいたお客様から
コンサルティングのオファーを頂きました。
旧三和総研のコンサルタントと同じ
評価をしていただいたわけです。

 

このお客様は、信頼できる部下に任せました。
このコンサルティングへの評価もまた、
旧三和組が旧東海組の品質を知る試金石です。

 

そして、部下はそのプレッシャーに耐えて、
とても良い仕事をしてくれました。

 

この出来事は、組織のプライドを守ったという点と、
部下の成長のきっかけを得たという意味で、
自分が飛躍するきっかけになりました。

 

 

旧サークルKのビジネスマンが
統合会社の中でどうだったか、私にはわかりません。

 

ただ、旧東海銀行のビジネスマンの多くが
三和銀行との合併当時にできたばかりの
トヨタファイナンスに転職し、
同社を一流企業に押し上げた事例もあります。

 

『職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である』は、
教育学者の森信三先生の言葉です。

 

今の私には組織を背負っている感はありません。
が、ビジネスマンのモチベーションを高め、
その成長をガイドするという役割は当時と同じです。

 

早期退職を選んだ人の中には、
予期しなかった運命に、あれこれ言いたいこともあるでしょう。
が、森先生の言うように
所属した組織で人の上下は決まりません。

 

言いたいことをぐっと飲み込んで、
これを自分を活かすチャンスだと捉え、
新たなフィールドで活躍してくれたらと思います。

 

 

 

 

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