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vol.396『V字回復できる会社が登る3つの階段』

2020.07.17

 V字研メルマガ

 1回3分「ヘコタレをチカラに」 vol.396

          by V字経営研究所 代表 酒井英之

 

『V字回復できる会社が登る3つの階段』

 

非常事態宣言が解除されて1月半ほど経ちました。
ウィズコロナの時代をどうしよう……と
迷っていた時期は終わり、
各社この難局を乗り切る具体的な施策が
見えてきた段階にあるようです。

 

これは大きな玉を転がす時と同じ。
最初のひと押しに大変な力が必要ですが、
それを過ぎますとゴロゴロとスムーズに玉が動き出す。
今はその最初のひと押しを一生懸命やっているところでしょう。

 

今日はこの一押し時に最も大事なことをお伝えします。
私はV字回復を支援することが多いのですが、
この時クライアントには3STEPを踏んでいただきます。

 

第1STEPは「危機突破できる」という前例を
リーダーが示すことです。
V字回復時には、誰だって高い目標に
従来と違ったハードな作戦で挑みます。

 

すると、その目標や内容を聞いた社員の多くは
「そんなのできっこない」とネガティブになります。
これをポジティブに変えないといけません。

 

ポジティブな感情を抱かせるには、
V字回復できた事例を示すことです。
「あのときできたのだから、今回もできる」と語るのです。

 

その事例は、社内の事例であることが理想です。
自社に関することであれば、確信を得やすいからです。

 

昨年のラグビーW杯で、日本はベスト16に入りました。
彼らがそれまでハードな練習に耐えることができたのは、
2015年のW杯で、競合の南アフリカに
逆転勝利したことが大きいと思います。
あの事実が「俺たちだってできる」自信の源になったのです。

 

どの会社も危機を乗り越えた経験があると思います。
その事実を調べ、社内に眠る「雑草魂」を呼び覚ましましょう。

 

 

第2STEPは「自分たちはこれだけの準備をしてきたんだ」という
自負を社員に持たせることです。

 

V字回復を目指す時は、どん底の時です。
負け戦が続いて誰もが自信を失っています。
このような時に自信を持てと言っても、難しいでしょう。

 

そこで自分たちの過去を振り返り、
これだけの事をやってきたじゃないかと、
積み重ねてきたものに気付かせるのです。

 

どんな会社にも、他社以上に積み重ねてきたスキルがあるはずです。
そこに焦点を当てて、
「これだけの準備をしてきたんだから大丈夫だ」と
リーダーが語るのです。

 

もし作戦の遂行に十分な準備ができていないのだとしたら、
今から準備すればいいでしょう。
「この日までにこれだけの準備をしよう」と計画を立てます。
サッカーの本田圭佑選手の口癖である
「次の試合までに良い準備をする」というやつです。

 

準備が完了した時には、みんないい顔しています。
「さあ、これからだ」という希望に満ちた顔です。
リーダーは皆がしっかり準備してくれたことを喜び、
感謝し、そしてその状態で作戦を開始するのです。

 

 

第3STEPは、「良いスタートを切る」ことです。
これを英語では 「First 100 Days」と言います。
最初の100日で小さな成果を出せということです。

 

成果といっても完璧の成果ではなく、
「初戦を獲ったぞ!」で良いのです。
初戦を獲ると、社内に「この作戦は上手く行きそうだな!」という
予感が生まれます。この予感が社員のモチベーションを高め、
行動を一段とアグレッシブにします。

 

昨年のラグビーW杯であれだけ盛り上がったのは、
初戦でロシアに逆転勝ちしたことです。
その勢いに乗って第2戦で世界屈指の強豪アイルランド戦で
勝利を収めたことで、ボルテージは一気に上がりました。

 

逆に初戦を落としたとしたらどうだったでしょう?
「やっぱり日本はダメじゃん」と諦めムードが漂い、
多くの人はラグビーに関心など持たなかったでしょう。

 

ビジネスでも同じです。最初に成果が出ないと、
「やっぱりこの作戦、ダメじゃん」
「もっといい方法があるんじゃないのかな?」と
皆が作戦を放棄し、他ごとを始めてしまいかねません。

 

ゆえに最初の100日で小さな成果を出すことは、
V字回復の絶対条件なのです。

 

100日といえば、およその3ヶ月です。
緊急事態宣言が解除されたのが5月末です。
そこから数えると8月末から9月中旬辺りまでに、
社員が手応えを感じる小さな成果を出さないと
V字回復は遠のいていくでしょう。

 

以上が私のV字回復時のメソッドですが、
危機突破できるかどうかは
リーダーが率先垂範で行動するか否かにかかっています。

 

 

バックナンバー

vol.395『ブレない心のつくり方』

2020.07.10

V字研メルマガ

 1回3分「ヘコタレをチカラに」 vol.395

          by V字経営研究所 代表 酒井英之

 

『ブレない心のつくり方』

去ったかもしれないコロナ禍が、
実はすぐそこに居座ったままで、
暗い影を落としています。

 

ANA、日本航空、JR各社の業績が大変厳しい…
リニア延期は避けられない…
米国ブルックブラザーズ経営破綻…
五輪チケットは希望者に払い戻し…
東京で新たな感染者200人超…
こうした事実は社会不安を増大します。

 

こんなとき、経営者は目先の売上獲得のために
いろんな事業に手を出しがちです。

 

が、それらの中には
今すぐ収益に繋がらないの事業も多数あります。
すると資金ばかりが流出し、
経営はますます苦しくなっていきます。

 

こうした環境下に経営者に必要なのは、
ブレない心です。

 

今後、97年の拓銀・山一の破綻や
08年のリーマンブラザーズ破綻の時と
同じくらいの衝撃が走るかもしれません。
が、そんな時でも平常心を保てるよう、
日頃から訓練しましょう。

 

では、どうやってそれを訓練したら良いのでしょう?

 

その訓練方法を、厚生労働省の
「働きやすく生産性の高い魅力ある成長企業賞」で
最優秀賞を受賞した河合電器製作所の広報担当、
神田宏美さんから教えていただきました。

 

近年、多くの会社で
給与や賞与が業績に連動する仕組みを導入しています。

 

しかし、これを自分だけで、
コントロールすることはできません。
業績は、どうしてもお客様の好調不調や、
景気変動など『外的要因』に左右されます。
それに依存すると、不満や不安ばかりが募ります。

 

そこで同社は、他人から与えられるのを待つのではなく、
一人ひとりの社員が内側からワクワクを作り上げていく
『内的要因』を強化する教育をしています。

 

内的要因とは、「自分の楽しみ方を自分で作る」ことです。
不況の時は不況の時の楽しみ方を、
好況の時は好況の時の楽しみ方を、
社員が自分で身につけるのです。
そうすれば、継続的に毎日が楽しくなります。

 

例えば、ディズニーランド(TDL)に行く時。
多くの人が、とてもワクワクします。
数日前から興奮状態で、東京駅に着いて舞浜駅に着いて、
パークに入っていくまでずっとずっと興奮状態です。

 

この興奮状態は、TDLに行くこと事態が
非日常的だから生まれるものです。

 

ところが、これが毎日毎日続いたらどうでしょう。
いくらTDLでも、さすがに飽きるでしょう。

 

では、TDLに連続10日以上通って、
それでも毎日を楽しむには、どうしたらいいでしょう?

 

このときは、毎日楽しむ方法を
自分で自分に作るしかありません。

 

例えば、「隠れミッキーをトータルで100個探す。
それをSNSでアップする」。
そのような自分なりの楽しみ方を見つければ、
10日以上TDLにいても、ずっと楽しめるでしょう。

 

仕事も同じです。
モチベーションの内的要因である
「自分の楽しみ方を自分で作る」ことを
社員一人ひとりが作ることができれば、
毎日仕事を楽しむことができるのです。

 

例えばトイレ掃除をした時に、
誰もが「うわあ汚くて嫌だなー」と思う人がいます。
その一方で、
「一生懸命やってきれいになったら楽しいじゃん」
「誰かがキレイになったと喜んでくれたら嬉しいじゃん」等の
楽しみを見出して行動できる人がいます。

 

こういう人は心の中に安定感を持つことができます。
そういう人が増えると、組織としての安定感が増します。
それは、どんな状況でも「この仲間となら大丈夫」という
安心感をも生み出します。

 

そんな人になるために必要なのが、
人としての心の成長です。
視野が広く、知識や道徳、感動体験が豊富であれば、
問題が発生した時に、
その問題を楽しみながら解決するための選択肢を
より多く出すことができます。

 

河合電器製作所では、合理化で生み出した時間を、
皆で論語を読んで学び合う時間にしたり、
インド映画を観てその感想を語り合ったり
仕事とは関係のない、牧場に行って酪農を体験したりして
一人ひとりの教養を深めています。
それが、『内的要因』を生み出す選択肢を増やしているのです。

 

同社が他社と決定的に違うのは、ここです。
ところが多くの会社は、合理化で生み出した時間を
追加の受注で埋めてしまいます。
その結果、受注の特定企業への依存度を増やし、
不況期にブレてしまう要因を大きくしているのです。

 

「危機=危険+機会(チャンス)」といいます。
冒頭に申し上げましたように今後、
衝撃的なニュースが流れるかもしれません。
そんなときは「これはいったい何のチャンスだろう…」と
自問自答し、自らの解を導き出しましょう。

 

そして、経営者として「ブレない心」を維持し、
組織の中のワクワクを育てていきましょう。

 

 

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7月13日20日 理念経営協会の窪田理事長とトークセッション開催

2020.07.06

理念が大事だと考えるリーダーの皆さんへ

「理念経営」の視点から
コンサルタント歴25年以上の2人が、
トークセッションを開催します。
「理念」の大切さを知る人ばかりが集まります。

【テーマ】
「今、求められるリーダー像とは」
~ピンチをチャンスに変える理念経営~

【日時】
第一回ビジョンセミナー
2020年7月13日(月)14:00 から 16:00
第二回ビジョンセミナー
2020年7月20日(月)19:00 から 21:00
☆いずれも同じ内容です

今回はzoomならではの
「グループワークセッション」によって
受講者同士の氣づきを交換し学びを深めます。

当セミナーでは一方通行のビデオ配信形式だけではなく
「人と出会う」ことを大切にします。
興味のある方は是非、ご参加ください。

【定員】各回30名
(各回とも定員になり次第締め切ります)

【参加費用】無料

【講師】理念経営協会 理事長 窪田 貞三
    理念経営協会 常務理事 酒井英之

【お申込み】
下記サイトよりお申し込みください。

http://www.balance.enat.jp/tv/rinenhome.html?fbclid=IwAR0av0Vi4m3Q1FroJC5D_2LZBlUeXzweiXfVPbzvLG21-5gEReu2neYKarY

オンライン上ですが皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

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