第7期 第2例会 2025年5月21日(水) 株式会社関ケ原製作所様(不破郡関ケ原町)

事業経営よりひとづくりを優先する会社

去る5月21日、第7期無敵経営研究会の第2例会で関ヶ原町の関ヶ原製作所様を訪問しました。

同社は建機や船舶、トンネル掘削機などの大型金属パーツメーカーです。
同社には創業者の
「会社はみんなのもの、民主的に開かれた会社をつくりたい」
「職場は明るく楽しい生活空間であるべき」
との想いから生まれた「ひろば経営」という哲学があります。

「ひろば経営」は人が主役であり、人づくりのことです。
これは、技術やマーケティングを中心とする「事業経営」に51:49の割合で優先することを明確に示しています。

この優先順位を逆転させてまで受注しない経営方針や、取締役会では「事業経営」の話を止め、人財育成や社会貢献などの「ひろば経営」の話をする姿勢に大変感銘を受けました。
また、3度の危機を乗り超えた経験から得た「学習企業であることが革新企業であること」というセキガハラウエイに則った約50人の「熱だまり」を作っています。

「熱だまり」を生み出す一人出向による武者修行や、挑戦する人を対象とした社長塾の開催、全社員有資格者への挑戦、ものづくりマイスターによる地元の工業高校での授業など、数々の人を育てる取組みが安定採用と1%台の離職率に繋がっています。

同社内には至る所に、地元産の石材を使った芸術作品が多数展示されています。
工場内の敷地を作家の工房として貸し出しています。
芸術作品に多数触れると、自分の中の創作意欲が呼び覚まされるようでなんとなくいろんな知恵やアイデアが湧いてきました。

創業家の家訓のひとつに「書画骨董を愉しめ」があり、
それを今も忠実に再現しているのですが、言葉の意味がよくわかりました。

とても人を大切にしている経営で、文字通り全員主役のひろば経営を実践されていました。
ご講演頂きました安田執行役員様、関ヶ原製作所の皆様、ありがとうございました!